FastLabelではアノテーションプロジェクトやデータセットのデータを元に、モデルモジュールでモデルのファインチューニングを行うことができます。
作成したモデルは、アノテーションプロジェクトで自動アノテーション時のモデルとして活用でき、アノテーション作業の効率化に活用できます。このページではアノテーションプロジェクトのデータを利用した手順を説明します。
モデルのファインチューニングから自動アノテーション実行
- アノテーションプロジェクトで手動でアノテーションを付与します。または、作成済みのアノテーションデータをインポートします。
- 「モデル」モジュールの「学習」メニューから、アノテーションを付与したプロジェクトを使って学習を実行します。
学習の詳しい手順はこちらのぺージを参照してください。
- 学習が完了したら、プロジェクトページの「自動アノテーション」メニューを開きます。
自動アノテーションについてはこちらのページも参照してください。
- 「クラスの紐付け」で「編集」をクリックして設定画面を開くと「モデルを選択」の一覧にビルトインモデルに加えて学習済みのファインチューニングモデルが表示されます。モデルを選択し、学習したクラスと、自動アノテーションを付与するクラスの紐付けをして設定を「保存」します。

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設定が終わったら「自動アノテーションを実行」をクリックして実行ダイアログを開きます。「モデル」で先程クラスの紐付けを設定したモデルを選択します。その他、自動アノテーションを付与する対象を絞り込むためのステータスやタグを選択し「自動アノテーションを実行」します。

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自動アノテーションの実行には数十分~数時間かかる事があります。完了するとメールで通知されます。
自動アノテーション結果の確認と再学習
- 自動アノテーションが完了すると、アノテーションタスク画面から付与結果が確認できます。一部のアノテーションタイプでは信頼度による調整を行うことができます。
- 自動アノテーション結果そのままでは意図したアノテーションが付与できていない場合は、アノテーション内容を手修正して保存します。
- 自動アノテーション結果を修正したアノテーションを含めて再度モデルのファインチューニングを行うことができます。
- 再学習してできたモデルを使って、同様に自動アノテーションの実行・自動アノテーション結果の修正を行うことで、アノテーション作業の効率化サイクルを回すことができます。